一般社団法人ウェブ解析士協会のスピンアウトの研究会「Flashセミナー研究会」。マーケティングを中心に、ビジネスパーソンや経営者に今必要なスキルを紹介する同会のセミナーに、『日本のイノベーションのジレンマ』の著者で、関西学院大学教授の玉田俊平太氏が登壇。本記事では、中小ベンチャー企業が取るべき「新規事業」のかたちや、日本発の「破壊的イノベーション」の事例などが語られました。 デジカメ分野で起きた「破壊的イノベーション」 玉田俊平太氏(以下、玉田):あとデジカメも破壊的イノベーションですね。個人が感動を残す、プロがプロユースでいろんな写真を撮る。あるいは日々の出来事をシェアする。いろんなジョブがあります。当然、レンズ交換ができる一眼レフデジカメは全部できます。けど、コンパクトデジカメでもまあまあ用事が足りた。ただそれに飽き足らない人には、光学ファインダーこそないものの、レンズ交換ができるミラ