99u:最近の音楽業界や映画業界を見ていると、クリエイティブ経済について、新しい見方ができるようになります。成功を収めているのは、完璧な最終品を目指して黙々と作品に取り掛かる人ではありません。それよりも、早い段階で頻繁に作品を発表し、作品そのものではなく、その副産物にお金を支払ってくれるようなファンのコミュニティを築きあげている人が、成功を収めているようなのです。 カービー・ファーガソン(Kirby Ferguson)氏は数十年のオンラインビデオ作りを経験したのち、この戦略をとることで脱サラに成功し、純粋に映画作りに集中できるようになったといいます。最初の波は、2010年に『Everything is a Remix』というドキュメンタリーをオンラインで公開したときに訪れました。 すべてのクリエイティブ作品とは何かの派生品であり、新しいものを作るには古いものを使うべきだと主張するその動画は