[イスラマバード 19日 ロイター] 18日夕に投票が終了したパキスタン総選挙は開票作業が続いているが、国内テレビによると、序盤の開票結果ではムシャラフ大統領支持派の与党は苦戦を強いられている。 選挙を控え昨年12月27日には野党パキスタン人民党を率いるブット元首相が暗殺されるなど政治的な緊張が高まったが、18日の投票は大規模な流血事件は起きなかった。ただ、対立政党間の衝突などで各地で少なくとも20人が死亡した。 大勢は19日中に判明するが、ラホールやラワルピンディなどでは野党支持者の一部が街中に繰り出し、勝利を祝っている。 地元テレビによると、大統領支持派のパキスタン・イスラム教徒連盟(PML)のフサイン総裁がパンジャブ州の選挙区で野党パキスタン人民党の候補に敗れ落選したもようだ。