21日からインドを訪問する安倍首相が、40年前に行われた極東国際軍事裁判(東京裁判)の判事11人のうち、A級戦犯全員の無罪を主張した唯一の人物である、故ラダ・ビノード・パール氏の遺族と会う計画であることが明らかになった。これは安倍首相の強い意向で決定したことだという。 1946-48年に行われた東京裁判では、太平洋戦争を引き起こした東条英機元首相ら、戦犯被告人25人すべてに実刑が宣告され、東条ら7人には絞首刑が下された。だがパール判事は当時、「(戦争犯罪に対する裁判は)見かけ上は法にのっとったものとなっているが、本質的には報復のためのもの」と主張した。さらにパール判事は1967年に死去するまで4回日本を訪問し、「日本が(戦争)犯罪を起こしたとし、幼い子どもたちにゆがんだ罪の意識を植え付けるべきではない」と語った。そして日本では昭和天皇が1966年、パール判事に勲一等瑞宝章を授与している。
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