原発受注戦、韓国が2連敗した理由 韓国は2009年12月にアラブ首長国連邦(UAE)で原発建設を受注して以降、昨年実施されたベトナム、インドの原発受注戦で日本、フランス、ロシアに相次いで苦杯を喫した。契約直前だったトルコの原発も、投資費用回収に向けたトルコ政府の保証問題で意見が食い違い、事実上行き詰まった。そのすきを突いた日本は韓国よりも多額の金融支援を条件として提示し、トルコ政府と交渉を進めている。 韓国の最大の弱点として資金力が挙げられる。知識経済部(省に相当)の関係者は「最近原発を発注する国はエジプト、南アフリカなど開発途上国なので、どこも金融支援や借款供与などを要求してくる」と話した。 同関係者は「韓国には原発輸出を下支えできるほど大規模な資金調達が可能な金融機関が不足している。ベトナム、インドの原発受注も資金不足で失敗した」と続けた。 最近、輸出支援を行う韓国輸出入銀行の資本金を