シャープの情報端末「ガラパゴス」 シャープは電子書籍用の情報端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」を、インドで電子教科書の閲覧用端末として実用化する方針を固めた。2011年に現地の大学の授業で実証実験し、12年度中にも実用化にこぎ着ける考えだ。中学や高校など中等教育機関にも広げるほか、将来的にはアフリカでの展開も視野に入れ、海外展開を本格化させる。 ガラパゴスはタッチパネル式の液晶画面で、大きさは10.8インチと5.5インチの2機種。専用サイトから電子書籍を配信し、来春には映画や音楽、ゲームも追加する。新興国で電子教科書として活用する方針は発売前に表明していたが、具体化するのは初めて。 シャープの提案などをもとに来年1月、総務省とインド南部のインド工科大ハイデラバード校(アンドラプラデシュ州)が共同で、電子教科書を配信する実証実験を始める。シャープは実験を通し、教科書として活用した
東映が創立60周年記念作品として、手塚治虫の長編マンガをアニメ化した「手塚治虫のブッダ」製作に取り組んでいる。3部作で、予算は約30億円。完結は5年後の予定だ。森下孝三監督(62)は3DCGアニメが全盛となる中で、「東映アニメ、手描きアニメの総決算を目指す」と意気込んでいる。 「ブッダ」は手塚が昭和47年から58年まで長期連載した作品で、インド・シャカ国の王子、ゴータマ・シッダールタの生涯を描いた。発行部数は2千万部を誇り、米国など海外でも高い評価を得ている。 「製作に入る前に再読したら、印象がまるで違った。史実を忠実に追って、仏教思想の深いところをきちんと描写している。読者の年齢によって、さまざまな読み方ができる作品だ」 原作は長大で複雑な構成であるため、原作を分解し、脚本に再編成していく作業に1年を費やした。 「アニメとはいえ、世界観や史実に関しては極力リアリティーを持たせたかった。仏
【ダラムサラ(インド北部)=新居益】ダラムサラに本拠を置くチベット亡命政府のサムドン・リンポチェ首相(71)は30日、本紙と会見し、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(75)が、2011年に行われる亡命政府首相・議会選挙を機に、自身の政治的役割を縮小して首相と議会に一層の権限を持たせる方針であることを明らかにした。 リンポチェ首相によると、ダライ・ラマは、3月20日投票の選挙(有権者約8万人)後に招集される亡命議会で、亡命政府の公式文書への署名や、閣僚の就任宣誓への立ち会いなど、現在行っている儀礼的役割を首相や議会議長に移管する考えを表明する。 首相は、「ダライ・ラマの指導力への依存は減らす必要がある。次のダライ・ラマが成人するまで20年かかる」と述べ、亡命政府の権威確立を急ぐ必要を強調した。
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