STAP細胞の問題が起きた理化学研究所について、会計検査院が研究費の使い方などを調べたところ、遺伝子研究に使う試料を購入する契約を、権限のない研究員らが3900回近く結び、購入代金として3億8000万円余りが支払われていたことが分かりました。 ところが、会計検査院が調べたところ、理化学研究所の4つの研究拠点で、権限のない研究員らが合計で3892回、担当部署を通さずに直接契約していて、購入費として3億8000万円余りが支払われていたということです。 研究員らは、納入時期が遅れると研究に支障が生じるなどの理由で、直接発注していたということです。 また、小保方晴子元研究員によるSTAP細胞の研究やその後の研究不正の調査にかかった費用を算定したところ、およそ1億4500万円となり、理化学研究所が公表している額よりも1600万円ほど多くなったということです。 理化学研究所は「研究用の試料の発注は契約