医学部の入学者の内訳は、出身地、男女比、現浪比(高校3年生と1年以上の浪人生の比率)など、各大学のデータ公開程度がまちまちである。加えて、計算方法等が明かされていないことも多く、厳密な比較は難しい。 ただ、現在公表されているデータからは、受験生、合格者・入学者の高年齢化が進んでいることははっきりとわかる。医系専門予備校の「メディカル ラボ」が毎年発行している『全国医学部・最新受験情報』によると、2018年入試においては、以下のような結果であった。 なお、国公立医学部のデータも、いくつか入手可能だが、私立大学と同じようなバラツキであると思っていただいてよいだろう。 上記の表を見てわかるように、なぜか現役合格者が7割近い慶應義塾大学(2浪以上はわずか5%)など数大学を除いて、合格者あるいは入学者のボリュームゾーンは、1浪~2浪にかけてであり、大学によっては、3浪以上・その他の数字が一番多い大学