肉屋でありながら、ギターも売っている。店前では「肉とギターとオードブルの店」をうたう。栃木県高根沢町の「ミートショップこしみず」。知る人ぞ知る「高根沢の名所」を訪れた。 店内に入ると、正面には肉が並ぶ陳列ケース。その周りにはから揚げやコロッケなど総菜が所狭しと並んでいる。肉屋の見慣れた風景だ。店長の小清水邦治さん(68)は奥で総菜を揚げていた。 陳列ケースの右側を見てびっくり。壁に沿ってエレキとフォークギターが重ね合うようにつり下がっていた。店舗右側の約10畳のスペースは楽器店だった。展示された中古ギターは約130本。値段は1万円以下の安価なものから約30万円の高級品も扱う。 毎月29日は「肉の日」なので、ギターも肉も10%引きで販売している。 ビンテージものやマイナーメーカーのギターのほか、アンプなどの機材、中古レコードやCDも扱う。「ギターは国産品がほとんど。値段は東京の半分以下かな」