オンラインショッピングで見かけることの多い「カゴに入れる」の表示。欲しい商品の購入手続きに移る際クリックするが、ショッピングサイトで必須なこの手続きには奥深い理由が隠れている。 Amazonや楽天市場などのオンラインショッピングサイトを利用した経験があれば、商品購入時に「カゴに入れる」というボタン(アイコン)をクリックして、手続きへと進めるだろう。このボタンをクリックすると、背後では商品情報が一時的に記録される。これを実現しているのが、Webアプリケーションのセッション機能だ。セッション機能では、Cookieを使っており「どのユーザーのカゴ情報なのか」を識別し、他人のカゴ情報と混じらないよう管理しているのだ。 オンライン・ムック「インターネットサービスの新規準」の今回は、何気なくクリックすることの多い「カゴに入れる」の背後にどのような仕組みがあるのかを探る。主に技術解説にフォーカスしている