さすがにテレビの力を感じさせた。2017年10月7日夜の特番と9日の夕方ニュースでフジテレビが取り上げた連続幼女殺害事件・宮崎勤についての番組が反響を呼んでいる。1988年から89年にかけて日本中を震撼させた連続幼女殺害事件だが、当時の映像、特に動画があれほどたくさん残されていたことはまさにテレビ局ならではだ。視聴率も良かったようで、宮崎の著書『夢のなか』『夢のなか、いまも』を出版している創出版にも問い合わせが入るなどした(ちなみに宮崎の名前は正確には別の「崎」なのだが、それがここではうまく表示されないようなので、以下、「宮崎」という表記で書いていく)。 このフジテレビの企画には私も協力しており、9日のニュース映像には、宮崎勤と300通も手紙をやりとりしていた編集者としてインタビュー場面が出てくる。但し、かなりの時間話したものが短くつままれているので、視聴者はこの人何を言いたかったの?とい