ユエン・ウーピン監督作! 戦場で輝かしい武功を立てた戦士スー。だが、武術を志す彼は将軍の地位を義兄ユアンに譲り、妻シャオインと幼い息子フォンと共に、故郷で平和に暮らすことを選んだ。だが、五年後、ユアンが故郷に現れる。実の父がかつて操った五毒邪拳を極め、その父を殺した男……スーの父親に復讐するために……。父を殺され、妻子を奪われたスーは、怒りに任せ戦いを挑むのだが……。 予告編からCG全開、ジェイ・チョウが「武神」役っていったい……という感じであった。こりゃあ破裂したセンスな映画かな。ウーピン監督だからと言って、このキャラクターが後のジャッキー『酔拳』のユエン・シャオティンの役になるのじゃ!といった整合性を求めるのはどうも違うような気がしたまま鑑賞開始。 主人公と義理の兄との因縁を、序盤に丁寧に見せる。乳兄弟で、妻の兄であり、戦場においては将同士。妹への歪んだ愛情もあり、自分より先に出世し武