ワッシュさんの「SF映画ベストテン」に参加いたします。 自分で再認識するためにも、思いついた10本を4つの柱に振り分けてみました。以下に順不同で。 1.郊外SF 「E.T.」 「ドニー・ダーコ」 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 簡単に説明すれば「郊外を舞台にしたSF作品」ということになるが、ただ舞台というだけではなく、テーマとして切り離せないほど「郊外だから成立する」要素が色々と見受けられるのがこの三作品。 「E.T.」 ハロウィーンのシーンで象徴的なのが「(郊外生活者として)溶け込んでしまえる宇宙人」。クライマックスでは少年たちは建設中の新興住宅地をBMXで駆け抜け、パトカーのランプをタイヤで踏み潰し、そして空を飛ぶ。 「ドニー・ダーコ」 郊外の閉塞感とティーンエイジャーの鬱屈が重なり、更には「彼女を救えるのは自分だけ」という世界系テキストまで織り込んでくる。とがったナイフで見えない