アカデミー賞ノミネート作品。クリスチャン・ベイルとメリッサ・レオの二人がアカデミー賞助演男優/女優賞を獲得。出演人の過酷な役作りが話題となった一品です。 思えば主人公となるミッキー(asマーク・ウォールバーグ)以外の主要人物はみんな「過去の経験を活かした役」を演じている。クリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス、メリッサ・レオの3人のことだが、『マシニスト』に匹敵する肉体改造を行なったクリスチャン・ベイル。『サンシャイン・クリーニング』のような”負け組”を演じたエイミー・アダムス。『フローズン・リバー』で獲得した女性像を軸にしたメリッサ・レオ。経験を活かせるという点では、それぞれの持つ役者としてのタイミングが奇跡的に合致した作品といえるだろう。 しかし、この映画の主人公はマーク・ウォールバーグ演ずるミッキーである。なにせ、ボクサーとして試合を行なうのは彼なのだ。いくら家族といえど他の登場人
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