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2007年11月28日のブックマーク (4件)

  • ネットはクリエイターの敵か - 池田信夫 blog

    岸博幸氏のコラムが、あちこちのブログなどで激しい批判を浴びている。私が彼に「レコード会社のロビイスト」というレッテルを貼ったのが彼の代名詞のようになってしまったのはちょっと気の毒なので、少しフォローしておきたい。 先日のICPFシンポジウムでわかったのは、岸氏は三田誠広氏のように嘘を承知で権利強化を主張しているのではなく、気でそれが日の「産業振興策」だと信じているということだ。しかし、これはある意味では三田氏よりも始末が悪い。人がそう信じ、善意で主張しているので、コンテンツ産業の実態を知らない官僚や政治家には説得力をもってしまうからだ。 残念ながら、彼の信念は事実に裏づけられていない。岸氏は「デジタルとネットの普及でクリエーターは所得機会の損失という深刻な被害を受けている」というが、具体的にどれだけ深刻な被害を受けているのか、その根拠となるデータを示したことはない。学問的には、O

  • 反戦な家づくり  雨宮処凛さんトークショー

    木の家をつくる建築家。国産材と自然素材で平和な家を作ります。戦争と放射能は人間と共存できません。地上から無くすためにはどうしたらいいのか、毎日考えています。 すいた九条の会などの主催で、雨宮処凛さんのトークショーがあった。 吹田市役所を3年前に辞めてフリージャーナリストになり、イラクの取材を続ける西谷文和さんがコーディネーター。トークの相方には、ナショナルの偽装請負を告発した吉岡力さん。 話し出したら止まらない雨宮さんと西谷さんにはさまれて、吉岡さんはほとんど話す機会がなかったが、松下を告発するきっかけになった吉岡さんの友人の言葉が、今日のトークショーのテーマだった。 「どうせ将来はホームレスですから」 雨宮さんの話を聞くのも初めてだった。もう少し派手なゴスロリを期待(?)していた割にはおとなしめの格好で現れた。 自身の感じた「生き難さ」・「超人格否定」から、紆余曲折を経ながら、新自由主義

  • 大江健三郎という「嘘の巨塊」 - 池田信夫 blog

    15日の記事のコメント欄で少しふれたが、大江健三郎氏が11月20日の朝日新聞の「定義集」というエッセイで、彼の『沖縄ノート』の記述について弁解している。それについて、今週の『SAPIO』で井沢元彦氏が「拝啓 大江健三郎様」と題して、私とほぼ同じ論旨で大江氏を批判しているので、紹介しておこう。大江氏はこう弁解する:私は渡嘉敷島の山中に転がった三百二十九の死体、とは書きたくありませんでした。受験生の時、緑色のペンギン・ブックスで英語の勉強をした私は、「死体なき殺人」という種の小説で、他殺死体を指すcorpus delictiという単語を覚えました。もとのラテン語では、corpusが身体、有形物、delictiが罪の、です。私は、そのまま罪の塊という日語にし、それも巨きい数という意味で、罪の巨塊としました。つまり「罪の巨塊」とは「死体」のことだというのだ。まず問題は、この解釈がどんな辞書にも出

  • 暮らし・「世界が完全に思考停止する前に」森達也さんのお話