「ホーキング輻射」と「ブラックホール蒸発」(AERA 2018年4月30日-5月7日合併号より)この記事の写真をすべて見る 本誌2001年12月31日-02年1月7日合併号で表紙を飾った。このときは「わたしは楽観主義者です」と語っていた 車いすの理論物理学者、スティーブン・ホーキングが3月14日朝、英国ケンブリッジの自宅で死去した。筋肉を司る神経が侵される難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を患い、診断された21歳のころには余命2年といわれたこともあったが、76歳まで活躍した。宇宙物理という専門的な業績に加え、ベストセラー『ホーキング、宇宙を語る(原題:A Brief History of Time : From the Big Bang to Black Holes)』などで一般の人にも科学のタネをまいた。 【写真】AERA表紙を飾ったホーキング博士 ホーキングを物理研究に目覚めさせたの