愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動で、県選挙管理委員会は1日、県内64選管に提出された約43万5千人分の署名の83.2%に不正が疑われ、有効と認められないとの調査結果を発表した。地方自治法違反容疑での刑事告発に向け調整を進める。 有効と認められない署名は約36万2千人分。同一人物による署名と疑われるものや、選挙人名簿に登録されていない人の署名だった。 リコール運動は美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が主導。芸術祭で展示された昭和天皇に関する映像作品などを巡る大村氏の対応を問題視し、名古屋市の河村たかし市長が支援した。