欠点列挙法は,GEの子会社ホットポイント社が開発したもの。対象の欠点,問題箇所,マイナスを徹底して列挙し(問題意識を掘り下げ),その解決策をまとめていく(まだないものをカタチにする)。競争相手の商品を解体・分析するように,徹底的にあら探しをする。いわば,クレームを集約し解決するのに似ている(高橋浩『パワーアップ教育研修のノーハウ』(総合労働研究所)を参照)。 欠点列挙法は,改良型の技法されているが,そう決めつけてしまうと先入観になる。この場合も,徹底的に問題をクリアしようとすると,本来のモノの枠組みを超えないと解決できないことがある。そのとき,元のカタチにこだわれば,それに収まってしまうが,それを打破しようとすると,改良型の発想を超えることになる。 この反対の,希望点列挙法というのは,欠点の逆という意味ではない。むしろ,ほしいもの,あるといいもの,理想といったものを挙げることになり,徹底す