スカイマーク(東京都)は24日、茨城−神戸の定期便(1日1往復)を9月1日から運休すると発表した。この便は、今年3月に開港した茨城空港(茨城県小美玉市)の唯一の国内定期便として4月16日から運航したばかりだった。 スカイマークは、運休の理由として、空港を共用している航空自衛隊百里基地との調整が必要なことを挙げている。 同社によると、搭乗率は当初想定より好調だが、黒字化には1日3便への増便が必要という。7月の航空祭など自衛隊のイベント時に運航ダイヤ変更を求められるなど、自衛隊との調整が必要な現状では、「機体を全国の便で効率的に活用する上で、このままでは茨城空港の増便はできないと判断した」としている。 スカイマークの撤退で、定期便はアシアナ航空(韓国)のソウル便だけ。春秋航空(中国)の上海便の就航も合意されているが、国内定期便はゼロとなる。 【関連記事】 ・ 格安の春秋航空「茨城−上