米国の中間選挙からは都市部と地方の対立が浮かび上がる(AERA 2018年12月31日-1月7日号より[写真:gettyimages(シューマー氏、ペロシ氏、マコネル氏、ライアン氏)、金成隆一])この記事の写真をすべて見る 都市部では民主党、地方では共和党への支持が強まっている(AERA 2018年12月31日-1月7日号より) 人種や思想、あらゆる分野での分断が露わになっている米国。そんな中、過激な思想も広がりを見せている。 【グラフ】都市部では民主党、地方では共和党への支持が強まっている? * * * 中間選挙の前に再び表面化したのが、白人至上主義だ。 10月、ペンシルベニア州のシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)で白人の男(46)が銃を乱射し11人が殺された。男はSNSに「(ユダヤ人は)白人の敵だ」と、反ユダヤ主義的な書き込みを繰り返していたとされる。 「白人の権利を守る」ことを掲げる