茨城県警は23日、インターネット掲示板に「あす5時中学男子を殺す」と殺人予告を書き込んだとして、同県に住む中学2年生の13歳少女を偽計業務妨害の非行事実で補導した。 茨城県警によると、少女は22日午後6時15分、ネット掲示板に「あす取手市立藤代南中学校に通っている男子生徒を5時に殺す」と書き込んだ疑い。 取手署や機動捜査隊などの警察官延べ44人が、書き込みで指定された「23日5時」に犯行が行われると想定し、23日午前4時〜同6時、午後4時〜同6時の間、同校周辺で警戒活動を行った。 そのため、警察官らの本来の警察業務を妨害したとして、少女は偽計業務妨害の非行事実で補導された。 22日に書き込み、23日に補導されるというスピードを考えると、あらためてネットの匿名性が条件付きであることが分かる。多くの学校は夏季休暇に入ったが、犯行予告は犯罪であることを認識した上での自制が求められる。