これまでは、Javaのコアライブラリにあらかじめ用意されているクラスを使うだけでした。しかし、Javaのプログラミングは本来、自分の手で必要なクラスを作り、それを組み上げて1つのソフトウェアを作り上げるものです。分かりやすく使いやすい、良いクラスを作れるようになれば、あなたも一人前のJavaプログラマーです。 今回は、クラスを作るための基本を学びましょう。 空っぽのクラスを作る 『Javaプログラミングの基本』の回では、貯金箱のプログラムを、Javaのコアライブラリで用意されているArrayListクラスを使って書きました。ここでは、そんな代用品を使わないで済むように、ちゃんとした「貯金箱」のクラスを作りましょう。 クラスを作る初めの一歩は、名前を決めることです。 #Javaでは、クラスやメソッド、変数などに日本語の名前を付けても良いのですが、ここではすべて、英語の名前を付けることにしまし