先々週の2月2日,「日本発のものづくりIT 富士通PLMユーザーフォーラム2007」というイベントが東京都内で開催された。グローバル化が進む中で「日本発のものづくりIT」とはどのような意味を持つのか,興味があったので覗いてみた。会場で昔から取材でお世話になっている富士通の担当者の方にお会いし,ご挨拶すると「このたびこんな本を書いてみたんです」と1冊の本を下さった。『モノを作らないものづくり---デジタル開発で時間と品質を稼げ』(日科技連,2007年1月)というタイトルの本である。 たくさんの富士通のITツールが紹介されている本なのだろうと,最初は会場でパラパラと拾い読みをしようとした。しかし,読み進むうちにそうではないことが分かってきた。個別のツールという枠を越えて「日本のものづくりとIT」を考えようとする担当者の熱意がグイグイと伝わってくるのだ。その中で,気になる文章に目がとまった。日本
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