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内田樹と考察に関するchess-newsのブックマーク (3)

  • 「緋色の研究」の研究 - 内田樹の研究室

    世の中には「箴言」として書きとめておきたい文句が数頁に一度出てくる小説がある。 不思議なもので、そういう小説は、読み終わって何年もして、ストーリーはほとんど忘れてしまっても、「箴言」の方だけはしっかり身体の中に残っている。 「ハードでなければ生きていけない。ジェントルでなければ生きているに値しない」 If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive. とか。 でも、この文句が出てくるのはチャンドラーのどの小説かは、とっさには思い出せない(『プレイバック』なんですけどね)。 考えてみると、長きにわたって読まれ続ける小説は必ずそのような箴言を含んでおり、ときに箴言の方が小説より長く生きることさえある。 サー・アーサー・コナン・ドイルの『緋色の研究

  • 教育の危機と再生 - 内田樹の研究室

    先日、兵庫県庁での研修会で講演したときの講演録が出来ました。うちうちで配布するものなので、ここに再録しておきます。 中身は「いつもの話」ですけれど、まあ、いいじゃないですか。いつもの話で。 では、どぞ。 はじめに 内田でございます。 ただ今ご紹介にありましたとおり、このすぐ先の神戸市東灘区住吉というところに去年の11月に自宅兼道場を作りまして、そちらで合気道の稽古をしております。 合気道は始めて37年になります。神戸女学院大学の合気道部を21年前に立ち上げたとき、同時に社会人の団体も創設しました。そちらの会は公共施設を借りて、西宮市の中央体育館や芦屋市の青少年センター柔道場でやっておりました。このたび宿願の専用道場をつくりまして、今は毎日稽古三昧の生活をしております。 今、学塾というご紹介もありましたけれど、大学でやっておりました社会人対象の大学院のゼミの聴講生たちから、引き続き開講してく

  • 甲野先生の最後の授業 - 内田樹の研究室

    甲野善紀先生を学の特別客員教授にお招きして3年。この年度末で任期満了となる。 2月1日から3日までの集中講義が甲野先生の学における最後の授業である。 ご挨拶に伺い、お稽古に加えて頂く。 ずいぶん多くの学生たち(および「にぎやかし」の合気道部員、杖道会員、OG、甲南合気会員)がミリアム館にひしめいて、さまざまな身体技法をあちこちで試みている。 甲野先生の講習会はだいたいこういうかたちで、「全級一斉」という指導法はなされない。 ひとりひとりが自分のペースで、自分の選んだ課題を試みる。だいたい数人のグループになって教え合ったり、批評し合ったりする。そのグループも固定していない。甲野先生が何か違うことを始めると、自然に解体して、また違う人たちとのグループが出来る。 自分の身体の内側で起きていることを「モニター」するというのが、稽古の基であるから、外的な規制はできるだけ行わず、ひたすら自分の内

    chess-news
    chess-news 2010/02/14
    きちんと読んだら、またすごい文章だ。
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