スペイン海軍「フアン・カルロス1世」。全通飛行甲板とウェルドックを備えている。 強襲揚陸艦(きょうしゅうようりくかん、英語: Amphibious assault ship)は、揚陸艦の一種。元々は全通飛行甲板を備えたヘリコプター揚陸艦(LPH)を指していたが、後にウェルドックを備えたLHA (Landing helicopter assault) やLHD (Landing helicopter dock) が登場すると、これらも含まれるようになった[1][2]。 大戦中の試み[編集] 大日本帝国陸軍では、海軍の航空母艦とは別途に、類似した機能を備えた陸軍特殊船を建造していた。これらは上陸用舟艇と飛行機の両方を搭載する上陸戦用の特殊輸送船であり、上陸部隊を乗せた舟艇を発進させると同時に搭載機をも船上から発進させ、泊地の防空や敵陣地の偵察のほか、攻撃に使用するという構想であった[3]。 ま