慶應塾生新聞 Keio Student Press on line総合政策学部三年生の中郡慧樹さんが、国際チェス連盟マスター資格（ＦＩＤＥマスター）を取得した。日本人でこの資格を取得したのは、中郡さんが四人目である。 中郡さんは、イタリアのトリノで行われたチェスオリンピアードに日本人代表チームの一員として参加。所属する日本の男子代表チームは一五〇チーム中八十七位という結果であったが、中郡さん自身は六勝二敗一引き分けと健闘し、勝率七十二％をキープ。同オリンピアードでは六十六％以上の勝率がマスター資格取得条件であったため、条件を満たした中郡さんはＦＩＤＥマスターとして認められた。 国際チェス連盟が定めるタイトルには、ＦＩＤＥマスターの上に、インターナショナル・マスター、さらにその上のグランド・マスターがある。しかし、これまで日本人の中でインターナショナル・マスター、グランド・マスターの資格を取得した人はいない。また、日本人のＦＩＤＥマスターには、中郡さんの他
