東京にある国立情報学研究所の「サーバー」と呼ばれるコンピューターが、5日間にわたって何者かに乗っ取られ、海外の民間サイトに対するサイバー攻撃に悪用されていたことが分かりました。 研究所で調べたところ、サーバーは先月29日以降、アルゼンチンと中国、それに香港のアドレスから不正に接続されていて、アメリカとカナダの民間のサイトに大量にデータを送り付けるよう指令を受けていたということです。 このため研究所は、サーバーのインターネットへの接続を遮断する措置を取りました。 サーバーが乗っ取られたとき、職員が内部規定に違反してパスワードを簡単なものに変更したまま元に戻していなかったということで、研究所は、これが原因でパスワードが破られたとみています。また、このサーバーには個人情報は保存されていなかったということです。 国立情報学研究所は、「このような事態になり、深くおわび申し上げます。今後は、規定に従っ