ESBの普及とその問題点 企業システムを疎結合につなぐミドルウェアとして、Enterprise Service Bus(以下、ESB)が利用されるようになってから長い年月が経ちました。 筆者が記憶する限りでは、ESBは『Enterprise Service Bus: Theory in Practice』(David Chappell著)が2004年に発売されたのをきっかけとして、その後のSOA(サービス指向アーキテクチャー)ブームにのって急速に普及しました。おそらく本記事を読まれている方々の中にも、過去にESB導入を経験された方が数多くいらっしゃるものと予想しております。 しかしながら、このスピードの速いソフトウェアの世界において、長年使われているESBには大きな問題点があります。それは、いまだにESB自体の標準が決まっていないということです。例えばJava EE アプリケーションサーバ
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