デイヴィッド・ジェイムズ ~“KING KAZU”の名付け親~ 1960年、北アイルランド生まれ。'92年から'98年までカタールで、記者として活動。現在はAFP通信パリ本社でスポーツ部次長を務める。'93年、カタール・ドーハで行われていたアメリカW杯アジア地区最終予選を取材し、日本代表対北朝鮮戦の記事を翌日の「ガルフ・タイムズ」紙に執筆。世界で初めて“KING KAZU”という見出しを付けたことから、“キング・カズ”の命名者として知られる。。 親愛なるカズへ 1993年、僕はカタールの「ガルフ・タイムズ」で働いていた。そこで取材をしたのが、'94年アメリカW杯のアジア地区最終予選だった。 最終予選には6カ国が参加していたが、湾岸戦争などで政治が暗い影を落とすことが懸念されていた。この大会の雰囲気を明るく華やいだものにするためにも、僕たちはスターを必要としていた。そこに颯爽と登場したのが、