8月10日のレッドソックス戦から20日のレンジャーズ戦にかけて、大谷翔平はメジャー自己最長となる11試合連続安打をマークした。 残念ながら、21日に代打で出場した際に中飛に倒れこの記録は途切れたが、いつものように4、5打席のチャンスがあれば、さらに数字を伸ばしたであろう。何故なら11試合連続安打中、大谷は47打数21安打、1本塁打、11打点。打率.447もの数字を残していたからである。 だが、である。 この事実にも彼は耳を疑うような言葉を残した。 「調子が悪い中で、率がまずまず残っていることに関して言えば、成長しているのかなとも捉えられるので、悪いなりにいいところもあるのかなと思います」 打率.447で「調子が悪い……、率がまずまず……」。野球記者生活は32シーズン目になるが、聞いている方が目を丸くした。 トラウトをも上回る驚異のOPS。 確かに、世界一の才能が集まるメジャーリーグにおいて
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