マリ軍兵士ら。首都バマコで(2020年8月19日撮影、資料写真)。(c)MALIK KONATE / AFP 【7月25日 AFP】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は24日、西アフリカのマリで、国軍とロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の傭兵(ようへい)とみられる「外国人」戦闘員がイスラム過激派掃討作戦中に民間人数十人を「処刑」したと非難した。 HRWの新たな報告書によると、民間人の殺害は2022年末ごろから中部の複数の町で、イスラム武装組織に対する軍事作戦中に発生。マリ軍と明らかにワグネル所属と分かる外国人戦闘員が、民間人数十人をその場で処刑したとしている。 報告書をまとめるに当たりHRWは、民間人殺害の目撃者20人、被害者の家族3人、共同体の長2人、マリ人の市民社会活動家5人など、計40人に電話で聞き取り調査を行った。 対象となった人々は、フランス語ではない言