金融政策、現状維持=景気「横ばい圏内」―経財相、9年半ぶりに出席・日銀決定会合 時事通信 10月5日(金)12時19分配信 日銀は5日の金融政策決定会合で、追加の金融緩和を見送り、現行政策を維持することを全員一致で決めた。日銀は9月の前回会合で一段の追加緩和に踏み切っている。海外経済の減速が続いているものの、景気の足取りや緩和効果をなお見極めるのが適当と判断した。会合には政府から、日銀に大胆な金融緩和を求めている前原誠司経済財政担当相が、経財相としては2003年4月の竹中平蔵氏以来9年半ぶりに出席した。 前原経財相は会合後、出席した理由を「円高基調が続き、デフレ脱却ができていないことに危機感を持っていた。危機感を、出席することによって示したい」と記者団に説明。会合での自身の発言については言及を避けた。 日銀は今回、政策金利を0〜0.1%とする事実上のゼロ金利政策を維持するとともに、国債