ジャスティン・ハーパー、ビジネス担当記者(BBCニュース) 日本の住友林業と京都大学が、世界初という木造の人工衛星を2023年までに共同で開発することになった。宇宙における樹木育成や木材利用についての研究を開始したと、今月23日に発表した。 共同事業では、地球上の過酷な環境下で、異なる種類の木材を使った実験に取り組む。 ■きれいに燃え尽きる 宇宙には現在、多くの人工衛星が打ち上げられており、「宇宙ごみ」が大きな問題になっている。 木造の人工衛星は地球に戻る際、大気に有害物質を出したり、地上に破片を降らせたりすることなく、燃え尽きるという。 京都大学教授で宇宙飛行士の土井隆雄氏は、「地球の大気圏に再突入するすべての人工衛星は燃えるとき、上層大気に何年も漂う小さな酸化アルミニウム粒子を発生させる。そのことをとても懸念している」とBBCに語った。 「ゆくゆくは地球の環境にも影響が及ぶ」 「次の段
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