(CNN) 米航空宇宙局(NASA)が、ブラックホールの周囲に不気味に浮かび上がる青白い光のリング(輪)の画像をこのほど公開した。 写真特集:これがワープ実現の宇宙船 画像はX線観測衛星「チャンドラ」とガンマ線バースト観測衛星「ニール・ゲーレルス・スウィフト」が撮影したもの。X線画像以外でこうした光をとらえることはできない。 このブラックホールは、恒星1つとともに連星系を構成している。ブラックホールの重力により恒星からは物質が引き離され、その周辺にディスク(円盤)状に広がっている。 この連星系は「はくちょう座V404星」と呼ばれ、地球から約7800光年離れている。恒星の質量は太陽の半分ほどだ。 2004年に打ち上げられた上記の衛星スウィフトは、15年6月に連星系からのX線バーストを検知した。このバーストが作り出したエネルギーのリングが、今回のX線画像で視認できるようになった。 このようなリ