(CNN) 米航空宇宙局(NASA)が、ブラックホールの周囲に不気味に浮かび上がる青白い光のリング(輪)の画像をこのほど公開した。 写真特集:これがワープ実現の宇宙船 画像はX線観測衛星「チャンドラ」とガンマ線バースト観測衛星「ニール・ゲーレルス・スウィフト」が撮影したもの。X線画像以外でこうした光をとらえることはできない。 このブラックホールは、恒星1つとともに連星系を構成している。ブラックホールの重力により恒星からは物質が引き離され、その周辺にディスク(円盤)状に広がっている。 この連星系は「はくちょう座V404星」と呼ばれ、地球から約7800光年離れている。恒星の質量は太陽の半分ほどだ。 2004年に打ち上げられた上記の衛星スウィフトは、15年6月に連星系からのX線バーストを検知した。このバーストが作り出したエネルギーのリングが、今回のX線画像で視認できるようになった。 このようなリ
ときに、「そんなこと考えたこともなかった」と思うような疑問をぶつけて来る子供たち。「カンバセーション・ジュニア」に取り上げられた今回の質問は、宇宙飛行士のトイレ事情だ。「宇宙飛行士は宇宙でどうやってトイレをするの?」。ニューヨーク州立大学バッファロー校の地質学准教授、トレイシー・K・P・グレッグが答える。 【画像】宇宙ステーションのトイレを見る 私たちがトイレを使うとき、出した物は地球の重力によって下に落ちる。地面に掘った穴を使おうが、豪華な金ピカの便器を使おうが、それは同じことだ。 ただし、宇宙飛行士にとって「用を足す」のは一苦労。重力のない空間では、体から出た水滴はすべてトイレの外へ漂って行ってしまう。これは、宇宙飛行士たちにとっても、宇宙ステーションにあるデリケートな装置にとっても好ましくない事態だ。 私は、宇宙の他の惑星にある火山について研究している。宇宙のような過酷な環境において
地球から5500万光年離れた銀河「M87」にある超大質量ブラックホールの磁場を取り巻く偏光の様子を捉えた画像。欧州南天天文台提供(2021年3月24日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】世界初のブラックホール撮影に成功した天文学者チームが24日、新たに画期的な画像を公開した。以前撮影した超大質量ブラックホールの磁場を取り巻く偏光の様子を捉えた画像で、このような偏光をブラックホールの端の近くで測定するのは、従来不可能だった。 【写真】史上初めて撮影されたブラックホールの画像 国際共同プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」は2019年4月、地球から5500万光年離れた銀河「M87」にある超大質量ブラックホールの撮影に成功したと発表し、その画像を公開。画像には中心が暗く、周囲に炎のようなオレンジ色をした白熱のプラズマが輪のように広がっている様子が写っ
2018年11月、地球から遠く離れた宇宙の暗闇で、NASAの宇宙探査機ボイジャー2号が探査の大きな節目を迎えた。私たちの太陽圏を脱して、星間空間に到達したのだ。太陽圏の外に出た探査機は、ボイジャー1号に続いて2機目となる。 ギャラリー:宇宙探査機ボイジャー2号の壮大な旅の記録 画像5点 その1周年を目前に控えた11月4日、学術誌「Nature Astronomy」に5本の論文が掲載された。これは、太陽圏と星間空間の境界付近のプラズマを直接観測した初めての報告だ。プラズマは電気を帯びた粒子で、太陽風はその流れである。また、1977年に打ち上げられたボイジャー2号は、いずれも巨大な氷の惑星である天王星と海王星に接近した唯一の探査機でもある。 姉妹機のボイジャー1号は、2012年に星間空間への到達を果たした。2機のデータを比較すると、星間空間に存在する粒子の密度など、共通する部分も多かったが、太
by OIST ドラマなどで窃盗をとがめられた犯人が「この手が勝手にやったんです」と供述するシーンを目にしたことがある人も多いはず。人間社会ではこんな言い訳は通用しませんが、最近の研究結果では、タコの触手は実際に本体とは独立して制御されていることが示唆されています。 Researchers model how octopus arms make decisions - AGU Newsroom https://news.agu.org/press-release/researchers-model-how-octopus-arms-make-decisions/ Octopus Arms Are Capable of Making Decisions Without Input From Their Brains https://www.sciencealert.com/here-s-ho
ハーバード大学のManasvi Lingam氏らによる研究チームは、生命にとっては厳しい場所であるとされてきた銀河中心核の環境を再検討した結果、超大質量ブラックホールの周囲において生命の存続に適したゴルディロックスゾーン(ハビタブルゾーン)が存在し得るとする研究結果を発表しました。成果は論文にまとめられ、2019年5月24日付で発表されています。 銀河の中心には太陽の数百万倍の質量を持った超大質量ブラックホールが存在するとされており、その周囲にはブラックホールに引き寄せられたガスや塵などが集まって高速で回転する降着円盤が形成されています。 降着円盤はX線や紫外線といった強力な電磁波を放射しており、特に活発なものは活動銀河核やクエーサーとも呼ばれます。その電磁波は周辺の天体に大きな影響を与えられるほど強く、天の川銀河に存在するとされる超大質量ブラックホール「いて座A*(エースター)」の場合、
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