中国でインフルエンザに似た症状が相次いで発生していることを世界保健機関(WHO)が公表したのは、1月9日のことだった。湖北省武漢市で肺炎の集団発生が報告されており、感染源は武漢の「華南海鮮卸売市場」で販売されていた生きた動物の可能性があると報告されたのである。 急拡大する「恐ろしいシナリオ」を、科学者たちは“予見”している このWHOの公表より早い1月6日に情報を流していたのが、米国の疾病管理予防センター(CDC)だった。ところが、それよりさらに早い12月31日に今回のアウトブレイク(集団感染)を知らせていたのが、カナダの健康モニタリングプラットフォーム「BlueDot」である。 BlueDotは、人工知能(AI)によるアルゴリズムを利用したシステムだ。外国語での報道や動植物の病気に関するネットワーク、そして公式発表を精査した結果を基に、今回のアウトブレイクが発生した武漢市のような“危険地
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