米メリーランド州出身の15歳高校生ジャック・アンドラカくんが、90%の精度ですい臓がんを検知できる尿と血液検査を開発した。従来の検査方法より、感度は100倍以上高く、検査コストは28倍も低くなる画期的な大発明だ。 ジャックくんは、世界中の高校生が日頃の研究成果を競うインテル国際科学技術フェアで最優秀賞に輝き、約800万円(75000ドル)の賞金を手にした。 米国癌学会によると、すい臓がんの生存率は極めて低く、すい臓がん患者の94%は、診断の5年以内に死亡し、74%が1年以内に死亡している。がん治療の鍵である早期発見に向けて、ジャックくんの大発明に早くも期待が集まっている。 インテル国際科学技術フェアには、世界70カ国以上から1500人以上の高校生が参加し、広島県立広島国泰寺高2年生の上田和茂くん、土井ひらくくん、志賀浩一くんが 「水面下からの水噴流による水流に関する研究」で佳作に入選した。