オタク文化は、今や日本の一大産業と言えるだろう。2014年には「クールジャパン」の一環として、官民ファンドが正規版日本アニメの海外向け動画配信およびEC(電子商取引)事業に10億円を出資し、2020年に控えたオリンピックに向けてオタク市場はますます盛り上がると想定される。 日本のオタク文化の特徴は、国や政府からの押し付けといったトップダウン型で広がるのではなく、SNSを中心とした交流やファンコミュニティの形成、オフ会などのように、ボトムアップ型で拡散する点である。 そして今、こうした特徴を象徴する、新しい動きが東京の某所で生まれている。 写真は、豊島区役所の旧庁舎からほど近い、中池袋公園の日曜14時の様子。この公園では最近、オタク女性たちによるアニメグッズの交換・売買会が行われている。 フリーマーケットのように物品が広げられ、陳列されているものは全て缶バッチやぬいぐるみといったアニメ関連グ