STAP細胞論文をめぐる問題は、もはや論文の信頼性の話ではなくなっています。専門家のみならず、「みんなの話題」として広がっているからです。すなわち、広く社会の関心事となったこの問題の収束に向けて、「専門」領域を越えた対応や説明が求められています。 今、揺らいでいるのは、論文の信頼性だけではありません。 かっぽう着姿の小保方博士の写真が繰り返しメディアに登場するのを、言葉にできない違和感を持って見ている人は、決して少なくないはずです。 では、その違和感は一体何に対するものなのでしょうか。 いつものように動画を見ながら、考えてみたいと思います。 ネット動画はアイデアの宝庫、それでは今週もいってみましょう。 小保方氏への注目で「みんなの話題」になった 1月末、ネイチャー誌掲載をきっかけに世界から注目を集めたSTAP細胞。その革新性の象徴は、しかし、少なくとも国内においては、細胞ではなく、かっぽう