ボンバルディアはカナダの、航空機や鉄道車両の生産など重工業を柱とする企業ですが、その小型航空機部門を三菱重工業が買収しました。MRJの呼称変更も無関係ではないと見られます。これら一連の流れとその背景を追いました。 業界激震! 三菱がボンバルディア小型機事業を買収 2019年6月25日(火)、三菱重工業はカナダの重工業メーカーであるボンバルディアとのあいだで、同社航空機部門のボンバルディア・エアロスペースが製造しているリージョナルジェット機「CRJ」事業の譲渡契約を締結したと発表しました。「リージョナルジェット」とは、座席数が50席から100席程度の、比較的短距離の地域間輸送航路に適した小型ジェット旅客機のことで、「リージョナル」には「地域の」といった意味があります。 拡大画像 2019年6月の「パリ国際航空宇宙ショー」で展示された「スペースジェット M90」(竹内 修撮影)。 また三菱重工