トヨタ自動車は、自動車レースの世界最高峰、フォーミュラワン(F1)から今年限りで撤退する方針を固めた。4日に臨時取締役会を開いて正式決定し、豊田章男社長が東京都内で会見して発表する。トヨタは02年にF1に参戦。当初は12年まで継続する方針を示していたが、世界不況により2期連続の赤字となる見通しで、これ以上の費用負担は難しいと判断した。 F1を巡っては、ホンダも昨年限りで撤退しており、日本の自動車メーカーが完全撤退することになる。 F1参戦は、運営費や車両製造費などで年間数百億円かかるとされる。トヨタは国内外の新車販売支援策などで業績は最悪期を脱したとはいえ、依然として膨大な過剰生産能力を抱えており、5日に発表する09年9月中間連結決算も営業赤字となる見通し。トヨタは7月、傘下の富士スピードウェイ(静岡県小山町)でのF1開催から昨年限りで撤退することを表明したが、9月中間決算で黒字になったホ
◇県内延伸、年内の認可困難に 国土交通省が15日示した10年度予算の概算要求で、北陸新幹線の金沢-福井間を含む新規着工は、事実上先送りされることが明らかになった。前政権が政府与党間で合意した09年中の県内延伸の工事認可は、新政権下では困難になった。 県などによると、今回の概算要求で、整備新幹線関連では前年度予算額(国費706億円)を確保したが、金沢-福井間など新規着工区間の事業費については明言されなかった。これを受け、県庁で同日夜会見した旭信昭副知事は「誠に遺憾。沿線市では新幹線を前提にしたまちづくりをしており、地元に大きな影響を及ぼす」と不満感を表明した。また「政府内で財源確保を精力的に進めてほしい。地元国会議員らとともに全力で取り組んでいく」と述べ、今後も県内延伸を求めて政府に要請活動する姿勢を明らかにした。 北陸新幹線整備を巡っては、前政権時の8月末に国交省が示した概算要求で事業費計
本丸御殿復元の工事現場を手前に、ピンクに浮き上がった名古屋城=名古屋市中区で2009年10月1日午後7時16分、山口政宣撮影 天守閣再建から50周年を迎えた名古屋城(名古屋市中区)が1日、午後6時50分から午後11時までの約4時間、ピンクのライトで染まった。乳がんの早期発見・早期治療を訴える「ピンクリボン運動」の一環で、この運動で城がライトアップされたのは初めて。 NPOや企業の有志で組織する「名古屋ピンクリボンフェスタ実行委員会」が主催した。名古屋市によると市内の乳がん検診率は08年度見込みで12%にとどまっており、実行委は「検診率88%を目指して訴えていく」という。【丸山進】
金融庁は、外国為替証拠金取引(FX)について、少ない証拠金で高額の取引ができる「レバレッジ」の倍率規制に乗り出した。今月29日まで一般から意見を募集し、今夏からの施行を目指す。投資家保護を目的とする規制強化だが、賛否が分かれ、保護対象になるはずの投資家から反対の声もあがっている。 金融庁が規制に踏み切るのは、高いレバレッジ取引を提供する業者が増えているためだ。FX業者は約120社あり、半数以上が100倍以上のレバレッジを提供。600倍の取引を提供する会社もあるという。株の信用取引の証拠金倍率は約3倍、商品先物取引は10~20倍程度に規制されており、FX取引の倍率の高さが際立っている。 このため、同庁は先月末、約1年間の猶予期間を経てFX取引のレバレッジ上限を1年間は50倍、2年目以降は25倍とする規制案を公表した。100万円の取引をする場合、取引に必要な証拠金は50倍だとわずか2万円だが、
全国有数の金魚の産地、奈良県大和郡山市で8月に開かれる「第15回全国金魚すくい選手権大会」(全国金魚すくい競技連盟など主催)で、水槽の壁際に金魚を追い込み、ポイ(すくい網)でこすり上げてすくう「壁すくい」が今年から禁止される。昨年までは「秘技」として認められていたが、市民から「金魚が傷ついて痛々しい」と苦情があったという。3回すると反則で競技停止となる。 競技は3分間で、一人1枚のポイで何匹すくえるかを競う。ポイが破れてもすくえるが、同市によると、毎年、ポイのふちで金魚をすくい上げようとする参加者がいる。金魚が傷つくことがあり、市民からの苦情を受けて、動物愛護の観点から禁止を決めた。 同大会は95年、金魚すくい競技で唯一の全国大会としてスタート。小中学生、一般、団体(3人1チーム)の3部門ある。同年の参加希望者は1179人だったが、昨年は5269人に増加。2350人の出場枠を設けて抽選で決
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