タグ

ブックマーク / note.com/yuuuuuiiiii (2)

  • これが遺品になるなんて|嘉島唯

    人は二度死ぬ。 一度は生命が失われたとき。もう一度は忘れられたときだ。そんな話はよく聞く。 遺品は、二度目の死を遅らせるものなのだろう。死んだ人が使っていたものは、記憶のトリガーになる。だから、捨ててしまうとその人が失われてしまうような気持ちになるのかもしれない。 幼いときに母を亡くした私は「遺品」を認識していなかった。人が死んだら、すべてが自然と消えてしまうものだと思っていた。もちろん、母が使っていたモノは、存在としてそこにはある。でも、手にとることもなければ、捨てることもない。母が他界してから20年もの間、誰にも触れられずにいた。 一度だけ、父に聞いたことがある。「ねえ、捨ててもいいかな」と。少し間を置いて「もう少し待って」と言われた。 やんわりとした拒否は、感傷だけではない理由があったように思う。 帰る場所の証小さい頃、親には「あれを買って欲しい」とねだってばかりいた。でも、年をとる

    これが遺品になるなんて|嘉島唯
    chiezo1234
    chiezo1234 2018/06/05
    >死が近づくと「捨てる」のを嫌がる人が一定数いるらしい。自分の存在が無になっていくことを自覚するからだろうか
  • なぜ、高知に住みたいと思えないのか|嘉島唯

    東京でしか消耗できないからです。 「イケハヤ書店」が「まだ東京で消耗してるの?」に変わってから早1年。高知の魅力をたくさん知りました。 べ物は当に安くて美味しい。大自然に囲まれた、東京にはない豊かな暮らしがそこにはあるのでしょう。高知の素晴らしさを知るたびに、「まだ東京で消耗してるの? 移住しなよ」と声が聞こえてきます。 でも、私は一瞬も「地方に移住したい」と思ったことがありません。というか、1ミクロンも共感できない。 なぜか? それはイケダさんが所帯持ちであり、私が寂しがり屋な独身だからです。氏の豊かなライフスタイルは、ご人が相当な人格者で、かつ仲間(家族)がいないと厳しいでしょう。人とうまく関係性が築けない私からしてみれば、若いうちに所帯を持つ人って異次元なんです。もうその時点で思考の次元が違う。 独身女性は、東京でしか生きられない。そう唱えたのは、「負け犬の遠吠え」の酒井順子さ

    なぜ、高知に住みたいと思えないのか|嘉島唯
  • 1