2011年8月30日のブックマーク (2件)

  • 「知っている」が学ぶ心を妨げる (Business Media 誠) - Yahoo!ニュース

    企業で研修を行うと、たいてい主催の人事部(人材育成担当)は受講者(社員)に事後アンケートを取ります。そのアンケート結果は、研修プログラムの開発者であり講師である私にとっては、いわば成績表のようなもので、良い評価であれば励みにし、意見やクレーム・批評のようなものがあれば改善要求書ととらえて参考にします。いずれも見るのは楽しみです。 【拡大画像や他の画像】 しかし、そんな中で残念な感想というのがあります。それは例えば――「分かりきった内容のことが多かった」「どこかで聞いたような話だった」「1日拘束されてやるほどの情報量がなかった」「理論的に目新しいものではない」「実際の業務には使えない」といった類のものです。 もちろん私も、このような声が出ないよう、もっと知的満足を与えるための改善の努力を重ねるわけですが、このような類の感想はどうしても出てしまうのです。その理由は「知識が学ぶ心を妨げてい

  • 「近代という病い」と『苦海浄土』 - zhongdao2009の日記

    4月11日、石牟礼道子氏インタビュー「近代という病いをみつめて─『苦海浄土』の「世界文学全集」(河出書房新社)収録を機に─」(『週間読書人』2011年2月25日)読。 ちょうど一年前(4月2x日〜2x日)、ある財団の企画による水俣をフィールドとする地元学の現地学習会に参加した*1。水俣市立水俣病資料館では、冊子『知らないのは罪 知ったかぶりはもっと罪 嘘を言うのは、もっともっと罪 ─ 杉家の水俣病50年 ─ 』を求める。これは吉哲郎さんが編集したものであるが、水俣へ行く以前・以後、杉栄子さんに惹かれ続けている。だが、その先へは……せつな過ぎて近づけない。 水俣病が肥料工場の排水が原因であることが1956年に熊大学医学部の研究班によってつきとめられている。59年には有機水銀化合物による病理も解明され、同年には厚生省の水俣病中毒部会が原因を把握し答申も行なっていた。にも拘わらず、当時

    「近代という病い」と『苦海浄土』 - zhongdao2009の日記