ロシア南部チェリャビンスク州に落下した隕石の破片。モスクワのベルナツキー地球化学・分析化学研究所で科学鑑定が行われた(佐々木正明撮影)(写真:産経新聞) ■名前は「チェリャビンスク」 2月15日、ロシア南部チェリャビンスク州に落下した隕石(いんせき)について、破片を収集し科学鑑定していたモスクワの研究機関が、金属鉄の含有率などから、隕石の種類を「普通コンドライトLL5」型と解析していたことが分かった。隕石の“年齢”は太陽系が形成されたのと同時期の46億年とし、「3千万〜5千万年前」に他の天体と衝突した形跡があったことも判明した。(モスクワ 佐々木正明) 【フォト】 隕石直撃の湖に“狂想曲”「水質良くなった!」 隕石を科学鑑定したのは、月や惑星などの調査で世界的な研究機関であるベルナツキー地球化学・分析化学研究所。落下後にスタッフが集めた約1・5キロ分の複数の破片をもとに、電子顕微鏡やX