北半球の各地に生息するマリモは、日本が起源である可能性が高いことが、北海道釧路市教委の「マリモ研究室」の研究で分かった。同研究室の若菜勇学芸員が約10年間、世界各地のマリモのDNAを収集・解析し、最も古いタイプのマリモが日本に集中しているのを突き止めた。渡り鳥を介して欧米に広まったとみられるという。 若菜学芸員は02年ごろから、日本とアイスランド、カナダ、西シベリアなど世界各地のマリモの標本約1200点をデータベース化するとともに、生体試料34点のDNAの変異の度合いを比較した。 その結果、国の特別天然記念物に指定されている同市の阿寒湖のマリモをはじめ、国内の個体の多くが、変異が起こっていない「祖先型」であることが判明。琵琶湖の個体は変異後の「進化型」としては最も古いタイプだった。 一方、欧米の個体の大半は、琵琶湖よりも新しい進化型だった。アイスランドの湖など一部には祖先型があり、これらは
◇キーワードは自己充足 世代間格差が話題だ。「若者がかわいそう」だの、「かわいそう」はウソだの、若者以外が騒いでいる。ところが26歳の社会学者、古市憲寿(のりとし)さんはいう。「世代間格差に一番怒ってるのは40代のオジサン世代じゃないですか」。ええっ!? 40代としては聞き捨てならない。ならば聞かせてもらいましょう。「若者ってかわいそうではないの?」【小国綾子】 ◇気の合う仲間と日常を楽しみ、案外社会に真剣に向き合って、自分にできることをしようと、まじめに思ってる 古市さんは現在、東大大学院生。9月には「絶望の国の幸福な若者たち」(講談社)、10月には社会学者の上野千鶴子さんとの対談集を出版した。ポスト・ロスジェネ世代の若者論の旗手として、今やメディアで引っ張りだこだ。 待ち合わせ場所は、昼下がりの東大本郷キャンパス(東京都文京区)。古市さんと同世代の意見も聞きたくて、研究仲間の大学院生(
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