繰り返す入院でアオイの不在が続き、マイペースのユズもさすがに淋しそうでした。 アオイが退院して帰れば、シャーを言うこともなく 嬉しそうにしていました。 アオイの帰宅 25日、病院から急遽アオイを連れて帰り、玄関でキャリーから出してあげると、アオイはその場にうずくまってしまった。 ここがどこなのか、わかってない様子。 そっと抱えて、お気に入りだった私の座椅子に乗せたら、ハッとした表情で顔を上げた。 うちに帰ってきのだと、わかったんだと思う。 立ち上がって、よろよろと歩き始めた。 病院から帰るとアオイはいつも、家中を点検してまわる。 きっと そのルーティンをしようとしたんだと思う。 でも少し歩いて、力尽きてしまった。 ユズがアオイの匂いを嗅いで、鳴いていた。 アオイ、ユズもそばにいるよ。 ユズの声が聞こえる? その日はリビングにふとんを敷き、私と三太の間にアオイを寝かせた。 ユズに「おいで」と