自動車メーカーのスズキは31日、国土交通省に対し、計26車種で国の規定と異なる方法で燃費データを測定していたものの、再測定した燃費値はカタログの記載よりも高く、燃費を偽装する意図はなかったと報告することがわかった。 スズキは、今月18日、販売中の16車種について、国の規定とは異なる方法で燃費データを測定していたと発表していた。関係者によると、スズキが改めて調査したところ、16車種のうち3車種については正しい方法で測定されていたが、新たに「アルトエコ」1車種でも不正が発覚し、さらに他のメーカーに供給した12車種についても国の規定と異なる測定方法での燃費データが国に提出されていたという。 しかし、全ての車種を法令通りに測定し直した結果、いずれもカタログの記載よりも高い燃費値が出ており、燃費を不正に操作する意図はなかったという。 スズキは31日、国土交通省に報告する予定。