【北京時事】中国・北京市で30日、地下鉄5路線、全長108キロが同時開業した。中国では各地の大都市で交通インフラの整備が急ピッチで進んでいるが、5本もの路線が同時開通するのは異例。同市の地下鉄路線数は14路線に、総延長は336キロに拡大した。 開通した路線はいずれも市中心部と郊外を結び、一部は地上の高架軌道を走行する。総投資額は610億元(約7500億円)。新華社電によると、同市は2015年までに19路線、総延長561キロに拡張する方針。20年には30路線、1000キロに達するとの予想もあるという。 北京では自動車の登録台数が今年1年で75万台超も増え、470万台を突破した。自動車普及に道路や駐車場などインフラ整備が追いつかず、渋滞が深刻化。同市は来年から年間の登録台数を24万台に制限するなど、本格的な渋滞対策を実施する。 【関連記事】 【写真特集】蒸気機関車〜懐かしのD51から