できあがったばかりの立体模型を手にして、3Dプリンターの説明をする米ストラタシス幹部=畑中徹撮影3Dプリンターを使えば、顔の表情も細かく再現できる=サウスカロライナ州の3Dシステムズ本社、畑中徹撮影3Dプリンターでつくった人気アニメ「スポンジ・ボブ」のキャラクター=ミネソタ州のストラタシス本社、畑中徹撮影3Dプリンターの活用例 【ミネソタ州=畑中徹】自動車や航空機の部品、人工骨も簡単につくれる「3次元(3D)プリンター」が、ものづくりの姿を変えようとしている。その新しい市場をリードするのは米国企業だ。オバマ政権も、この「デジタル産業革命」を全面支援している。 ■市場規模、8年後1兆円へ ミネソタ州にある3Dプリンター世界最大手「ストラタシス」本社には、自社のプリンターで製品をつくる自前の工場がある。家電の部品やフィギュア(人形)、スマートフォンのケース、人工骨、楽器、おもちゃ。どれも、