ユーザビリティ評価テンプレートの開発物語 ■開発の背景 今日、インタフェースデザインでは、開発プロセスを反復的に行うことが推進されているが、その中で、簡素なプロトタイプ(ラピッドプロトタイピング:Rapid Prototyping)によって開発速度を速めながら繰り返し設計することが望ましいとされ、その重要度は年々高まっている[1]。 このプロトタイプは、極めて簡素な低忠実度のペーパープロトタイプと、高度な描画ソフト(含む、高価な専用ソフト)やプレゼンテーションソフトなどの高忠実度のツールを利用したものに2極化している[2]。しかし、その間の中忠実度のものがなく、企業の現場から長く求められていた。 また、現在、描画ソフトはディレクターやフラッシュが用いられている。しかし、そのソフトの操作を覚えることも易しくなく、プロトタイプを迅速に制作できるものではない。他方、比較的操作が容易なガイオテ